本物の水晶を見分ける方法

アメジスト（紫水晶）を高熱処理すると、シトリントパーズという石になります。

本来、水晶とトパーズは別の石なのですが、ここが宝石業界の不思議なところで、本物のトパーズはインペリアルトパーズと呼んで区別されています。

シトリントパーズと呼ばれる石は黄水晶のことです。

本物の黄水晶は、それほど色が濃くないものが多いです。

市場に出回っているもののほとんどが、実はアメジストを焼いたものです。

したがって、鮮やかなシトリントパーズがあったら、それはアメジストを加工したものが多いと思ってください。

また、アクアオーラという石は、水晶の表面に金を蒸着させ、七色に光らせたものです。

鑑定所でも人工水晶が「本水晶」と鑑定されてしまうほどの水晶にも、実は簡単な見分け方があります。

まず、直径30ミリ以上の玉がもしも5千円や1万円で買えたら、それはほぼ人工水晶と言ってもよいでしょう。

ここで、球状に加工された水晶の真贋の見分け方を紹介します。

紙に真っ直ぐな赤い線を引いて、そのうえで球を回転させていきます。

すると、本水晶であれば、ある一点に来ると、下の赤い線が二重に映るところがあります。

ところが、人工水晶は、いくら回転させても赤い線は1本にしか見えないのです。

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